施工管理の「事務所に戻ってからの仕事」を、AIで現場にいるうちに片づける研修です。
株式会社PlanTiveの建設業向けAI研修のうち、施工管理の仕事に絞ったプログラムです。写真整理、原価の記録、下請けからの請求書の確認。現場監督が夕方から抱える事務作業を、汎用のAI(Claude・ChatGPT・NotebookLM)でどこまで軽くできるかを、自社の現場の材料で試していきます。
現場監督の一日は、事務所に戻ってからもう一つの仕事が始まります
日中は現場にいます。朝礼、KY、職人さんとの段取り、施主や元請けとの立ち会い。机に向かう時間はほとんどありません。
事務所に戻るのは夕方です。そこから二つ目の仕事が始まります。
- スマホに溜まった施工写真を、現場ごと・工種ごとに振り分ける
- 写真台帳に載せるため、どの写真が着工前でどれが完了後かを対応させる
- 職人さんとの立ち話で決まった追加や手間を、原価の表に書き写す
- 下請けから届いた紙の請求書を、どの現場の分か仕分けて合計を確かめる
どれも「やらないと後で困る」仕事です。けれど、現場を見る力とは別の作業です。所長は複数の現場を見ているぶん、この量がさらに増えます。若手の施工管理担当は、写真の振り分けだけで夜遅くまでかかることもあります。
「施工管理 AI」と調べる方の多くは、この夕方の時間をどうにかしたいと考えているはずです。
実演では、写真・原価・請求書をここまで扱えました
以下は、PlanTiveが自社で用意した材料を使って実演した内容です。お客様の現場での成果ではありません。研修では、同じことを受講者の会社の写真や書類でやってみます。
施工写真の仕分けとキャプションの下書き
まとめて撮った施工写真を、AIに現場別・工種別・時系列で並べ替えさせました。同じ場所を撮った着工前と完了後の写真を対応付け、ビフォーアフターの組にするところまでできています。写真ごとのキャプション(説明文)の下書きも出せました。人は下書きを見て直すだけです。
職人さんとの会話から、関数入りの原価管理表
職人さんとのやり取りを録音し、その音声から原価管理表を作らせました。出てきたのは数字を貼っただけの表ではなく、合計や差額の関数が入ったExcelの表です。打ち込み作業を、話した内容の確認作業に変えられるかを試す内容です。
紙の請求書を現場別に仕分けて集計
下請けから届いた紙の請求書を撮影し、AIに読ませて現場別に仕分け、合計を出させました。月末にまとめて届く請求書の山を、現場ごとの一覧にする作業です。
ほかの業務での実演は建設業のAI活用事例にまとめています。
ダミー写真で試した結果
黒板を描いたダミー写真20枚で、黒板の内容(工種・時期・施工内容・撮影日)を読み取らせ、撮影計画のリストと突き合わせました。写真台帳をExcel(181行)とPDF(7ページ)で作り、撮影が必要な22件のうち、未撮影2件と読み取れない1件を、どの写真かまで示せました。
本物の工事写真(斜めから撮った写真、暗い場所の写真、手書きの黒板)での読み取りの精度は、まだ確かめていません。読み取れない写真は判定させず、撮り直しの候補として人に回します。
※数値は当社が実行して計測した実測値です。検証には、黒板を描いたダミー写真を使いました。当社が受注した案件の写真ではありません。人手で同じ作業をした場合の所要時間は、換算による推定値にしかならないため載せていません。効果は資料の内容・分量・体制によって変わります。同じ結果を保証するものではありません。測り方の詳細は公開資料で測った自社検証データにまとめています。
写真に写っていないことは、AIにはわかりません
できることと同じくらい、できないことを先にお伝えします。
- 写真の外の状況は判断できません。AIが見ているのは写っているものだけです。写っていない部分の納まりや、撮影後に起きたことは分かりません。
- 品質の良し悪しは人が見ます。「この仕上がりで合格か」をAIに決めさせることはしません。仕分けとキャプションまでが、AIに任せる範囲です。
- 原価の数字は必ず人が確かめます。音声の聞き違いや、請求書の読み違いは起こり得ます。表の形は作れても、数字が正しいかの最終確認は担当者の仕事です。
- 現場ごとの事情は知りません。施主との約束、近隣への配慮、職人さんとの関係。こうした背景は、AIに教えない限り反映されません。
研修は「現場で使いながら」3ヶ月かけて身につける形です
施工管理の研修は、教室で一度聞いて終わりにしません。現場で実際に使い、つまずいたところをすぐ直す形で進めます。
- 事前ヒアリング:どの現場の、どの写真フォルダと請求書を使うかを決めます。写真に写る人や個人情報の扱いも、ここで社内ルールとして確認します。
- 初回の集合研修(半日):自社の写真フォルダと請求書を使って、仕分けと集計を一通りやってみます。操作はスマホ中心です。
- 2週間ごとのオンラインフォロー(短時間・数回):現場で使ってみて困ったことを持ち寄り、その場で解決します。期間はプレミアムプランの伴走3ヶ月にあたります。
使うのは、受講者の会社にある本物の写真と請求書です。架空の練習用データでは、翌日から現場で使える形になりにくいためです。
工程表づくりも一緒に見直したい場合は、工程表をAIで作る研修と組み合わせることもできます。
受けていただきたいのは、現場に立つ人たちです
- 現場監督:写真と原価の記録を毎日抱えている方
- 所長:複数現場の写真・請求書をまとめて見ている方
- 若手の施工管理担当(2〜5年目):写真整理や書類の下準備を任されている方
事務所側で請求書や書類をまとめている方は、工事事務・現場書類のAI研修のほうが合う場合があります。会社の業態に合わせた全体像は、ゼネコン・建設会社向けAI研修と専門工事業者向けAI研修でご覧いただけます。
スマホ、アプリ、顔写真。施工管理の現場から出る質問
現場でスマホだけでも使えますか?
写真の仕分けやキャプションの下書きは、スマホでも使えます。研修もスマホでの操作を中心に組みます。ただし、Excelの原価管理表を細かく直す作業は、パソコンのほうが楽です。どこまでをスマホで済ませるかは、研修の中で一緒に決めます。
施工管理アプリとは何が違いますか?
施工管理アプリは、決まった手順で写真や日報を管理するための道具です。この研修で使うのは、ChatGPTやClaudeのような汎用のAIです。今お使いのアプリをやめる必要はありませんし、新しいアプリの導入をおすすめすることもしません。アプリに入れる前の整理や、アプリでは手間のかかる作業をAIで補う考え方です。
写真に職人さんや近隣の方の顔が写っていても大丈夫ですか?
研修の前に、AIに入れてよい情報・入れてはいけない情報の社内ルールを決めます。顔が写った写真の扱い、AIの設定(入力内容を学習に使わせない設定など)もこのときに確認します。ルールを決めずに使い始めることはしません。
年配の監督でも使いこなせますか?
研修では、AIへの指示を「話しかける」ことから始めます。キーボード入力が苦手な方でも、音声入力で進められる場面が多くあります。2週間ごとのフォローで、分からなくなったところをその都度確認できます。
現場の規模に合わせたプランと、問い合わせ先
施工管理の研修は、主に次のプランを組み合わせてご提案します。表示の金額は「1社」あたりです。
| プラン | 価格 | 時間 | 単位 |
|---|---|---|---|
| ライト | 60万円〜 | 半日3時間 | 1社(最大30名) |
| プレミアム | 150万円〜 | 2日間+伴走3ヶ月 | 1社 |
現場の数や受講人数で内容が変わるため、詳しくは建設業向けAI研修の料金をご覧ください。「うちの写真フォルダでも使えるか」といった段階のご相談も、施工管理のAI研修についての問い合わせから受け付けています。
