建設業の業務で、汎用AI(ChatGPT・Claude・NotebookLM)を使って何ができるのかをまとめました。ここに載せているのは、PlanTiveが研修や商談の場で実際に動かして見せた内容です。お客様の成果ではありません。
あわせて、「まだ難しいこと」も業務ごとに書いています。AIに任せる前に、人が確認すべきところを知っておくためです。
業務ごとの「できること」と「まだ難しいこと」
| 業務 | 実演でできたこと | まだ難しいこと |
|---|---|---|
| 工程表 | 打合せの音声や文字起こしから、バーチャート工程表をExcelで出力(関数入り)。音声入力だけで、6階建てビルの足場計画と工程表を作成 | 現場ごとの段取り(搬入経路・近隣・職人の都合)はAIは知りません。初回は人が直す前提です |
| 見積書 | 図面と過去の見積から、見積書と送付メールの下書きまで作成 | 図面からの拾い出し・寸法の読み取りは短時間で出せるが、そのままは使えず人の確認が残る |
| 原価管理表 | 職人との会話の音声から、関数入りの原価管理表を作成 | 数字が正しいかの確認は人が行います |
| 施工写真 | 現場別・工種別・時系列での仕分け、ビフォーアフターの対応付け、キャプションの下書き | 写っていない状況や、品質の良し悪しの判断 |
| 図面・仕様書 | 仕様書の要約、図面どうしの食い違いの洗い出し | 拾い出し・寸法の読み取りは出せるが、人の確認が残る |
| 請求書 | 下請けから届く紙の請求書を、現場別に仕分けて集計 | 手書き文字は読み取りが崩れることがあります |
| 書類・フォルダ | ファイル名のルールの統一、フォルダの階層整理、重複ファイルの洗い出し | どの書類を残すかの判断は人が行います |
| 提案資料 | 写真と工事内容から提案スライドを作成(外壁塗装の提案スライドを実演) | 金額や仕様の最終確認は人が行います |
| 会社案内・採用パンフ | 会社の情報と現場写真から、原稿と構成を作成 | 事実関係の確認は人が行います |
| 社内FAQ | 社内でよく聞かれる質問に、AIが自動で答える仕組み。すでに導入済みのツールで作れます | 回答のもとになる社内情報は、人が整える必要があります |
図面について、先にお伝えしておくこと
図面をAIに読ませたい、というご相談は多くいただきます。今のAIは、仕様書の要約や図面どうしの食い違い探しには使えます。図面からの拾い出しや寸法の読み取りも、公開資料での自社検証では短時間で出せました。ただし、そのまま提出できる状態にはならず、人が確認する工程は残ります。研修は、この確認を人が行う前提で組み立てます。詳しくは図面の読み込みにAIを使う研修のページをご覧ください。
公開されている発注図書を使い、PDFの表から明細を抜き出したり、画像だけの構造図を読み取って検算したりした結果は、公開資料で測った自社検証データにまとめています。うまくいった結果も、最後は人が確かめる前提です。
どの業務から始めるか
最初は、間違えても人がすぐ気づける業務から始めるのがおすすめです。たとえば打合せメモの整理、施工写真の仕分け、フォルダ名の統一などです。慣れてきたら、工程表や見積書の下書きへ広げていきます。
業務ごとの研修の進め方は、業務別のAI研修一覧にまとめています。料金は建設業向けAI研修の料金プランをご覧ください。
