採用サイト制作の費用・外注の流れ・会社選びを徹底解説【中小企業向け】

採用サイトの制作を検討しているが、「費用がいくらかかるのか」「どんな会社に頼めばいいのか」「自社で作るべきか外注すべきか」と迷っている人事・経営者の方は多い。
転職経験者の80%が「採用サイトが応募の決め手になる」と回答しており(カケハシスカイソリューションズ2024年調査)、採用サイトは求職者を集める上で欠かせないツールになっている。一方で、採用サイト制作の費用相場は平均104.4万円(Web幹事・5,000社の見積もりデータ)と幅が広く、何にいくらかかるのかが分かりにくい。
この記事では、採用サイト制作の3つの方法の比較・外注時の8ステップ・費用内訳・制作会社を選ぶ5つのポイントを、図解付きで解説する。発注前に準備すべきチェックリストと、よくある失敗パターン3選も掲載しているので、発注ミスを防ぐための参考にしてほしい。
この記事の目次
- 採用サイトを制作する3つの方法と選び方
- Web制作会社への外注
- 採用サイト構築ツール(ATS)
- 社内制作(ノーコード・CMS)
- 採用サイト制作の費用相場【ケース別早見表】
- 費用を左右する5つの要素
- 採用サイト制作を外注するときの8ステップ
- 採用サイト制作会社を選ぶ5つのポイント
- 採用サイトの制作実績を確認する
- 採用目線の提案ができるか
- 見積もりの内訳が明確か
- 公開後の運用サポート体制
- 担当者とのコミュニケーション相性
- 発注前に確認すべきチェックリスト
- 社内で準備しておくもの
- 制作会社に確認すること
- 採用サイト制作でよくある失敗パターン5選
- 1. 「安さ」だけで選んで要件が満たせなかった
- 2. 運用が続かず更新が止まった
- 3. 採用戦略と無関係なサイトができてしまった
- 4. ギャラリーサイトをお手本にしてデザインを優先しすぎた
- 5. ストック写真だけで制作してリアリティが出なかった
- 採用代行を活用すると採用サイト制作が無料になるケースも
- まとめ:採用サイト制作で成果を出すために
- よくある質問
採用サイトを制作する3つの方法と選び方
採用サイトの制作方法は大きく3つある。自社の予算・スキル・目的に合わせて選ぼう。
採用サイト制作3つの方法を比較
| 方法 | 費用目安 | 制作期間 | こんな企業に向いている |
|---|---|---|---|
| Web制作会社へ外注 | 30万〜300万円以上 | 1〜6ヶ月 | ブランディング重視・採用競合が多い企業 |
| 採用サイト構築ツール(ATS) | 無料〜月額数万円 | 数日〜2週間 | 運用効率重視・採用機能が必要な企業 |
| 社内制作(ノーコード・CMS) | 月額0〜数千円 | 1週間〜1ヶ月 | コスト重視・社内にWeb担当がいる企業 |
Web制作会社への外注
デザインの自由度が高く、採用ブランディングや独自コンテンツ(社員インタビュー・動画撮影)まで一貫して対応できる。費用は30万〜300万円以上と幅があるが、採用ターゲットへの訴求力・SEO対策・スマートフォン対応まで含めた総合的なサイトを作れるのが強みだ。
採用実績があり、採用目線で提案できる制作会社を選ぶことが重要になる。
採用サイト構築ツール(ATS)
Indeed・Wantedly・エン採用等の採用特化ツールを活用する方法。求人掲載・応募管理・書類選考が一体化しており、採用フローを効率化できる。テンプレートデザインに限定されるが、初期費用ゼロで始められるため中小企業の初回導入に向いている。
社内制作(ノーコード・CMS)
WordPressやWixなどのノーコードツールを使い、社内で制作・更新する方法。月額費用は最小限で済む一方、デザインの差別化が難しく、採用競合の多い職種では見劣りするリスクがある。Web担当者のリソースと継続更新体制が必要だ。
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採用サイト制作の費用相場【ケース別早見表】
Web幹事が5,000社の見積もりデータから算出した調査では、採用サイト制作費用の平均は104.4万円・中央値は101.1万円となっている。ただし、実際の費用はページ数・コンテンツ・撮影の有無によって大きく変わる。
費用を左右する5つの要素
採用サイト制作の見積もりは、以下5つの要素によって大きく変わる。
ページ数・コンテンツ量(1ページ追加で5〜20万円程度変動)
オリジナルデザインの有無(テンプレートとオリジナルで30〜50万円の差)
写真・動画撮影(撮影1日あたり5〜10万円程度が相場)
社員インタビュー・取材(1本あたり5〜20万円程度が多い)
CMS導入・応募フォーム構築(5〜30万円程度)
見積もりを依頼する際は、これらの内訳を項目別に明示してもらうと比較しやすい。「デザイン一式○○万円」という一括見積もりは内容が把握しにくいため注意が必要だ。
採用サイト制作を外注するときの8ステップ
制作会社に外注する場合、以下の8ステップで進めるのが標準的な流れだ。各ステップの所要時間と注意点を押さえておくと、スムーズに制作が進む。
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採用サイト制作会社を選ぶ5つのポイント
制作会社の選定は、費用だけで判断すると後悔するケースが多い。以下の5点を必ずチェックしよう。
採用サイトの制作実績を確認する
「Webサイト制作全般」ではなく「採用サイト」の実績があるかを確認する。ポートフォリオで同業種・同職種の採用サイトが見つかると、自社の採用課題を理解した提案がしやすくなる。制作実績がない場合でも「採用担当者へのヒアリング経験」があるかを確認するとよい。
採用目線の提案ができるか
「見た目がきれいなサイトを作れるか」だけでなく、「どんな求職者に向けて・何を訴求するか」という採用戦略の上流から提案できるかを確認する。初回ヒアリング時に採用ターゲット・競合との差別化・応募導線について具体的な質問があるかが判断基準になる。
見積もりの内訳が明確か
「一式○○万円」ではなく、企画費・デザイン費・コーディング費・コンテンツ制作費・撮影費・CMS構築費などの内訳が項目別に明示されているか確認する。内訳が不透明な見積もりは、後から追加費用が発生するリスクがある。
公開後の運用サポート体制
採用サイトは公開して終わりではなく、更新・改善が継続的に必要だ。CMS操作のトレーニングを実施してくれるか・公開後の問い合わせ対応期間・保守契約の有無と費用を確認しておく。
担当者とのコミュニケーション相性
制作期間中は何度もやり取りが発生する。説明の分かりやすさ・レスポンス速度・こちらの意図を正確にくみ取ってくれるかは、制作の品質と進行速度に直結する。初回打ち合わせ時の対応で判断することが多い。
発注前に確認すべきチェックリスト
社内で準備しておくもの
-
採用したい職種・人数・時期の整理
-
採用ターゲット(ペルソナ)の定義(年齢・経験・価値観)
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他社との差別化ポイント(給与・福利厚生・社風・事業内容)
-
参考にしたい採用サイトのURL(デザイン・構成の方向性)
-
掲載したいコンテンツ一覧(ページ構成の素案)
-
予算の上限と公開希望時期
-
社員インタビュー候補者(協力可能な社員の洗い出し)
制作会社に確認すること
-
採用サイト専門の制作実績(URL・社名)
-
見積もりの内訳(工程別・ページ別)
-
修正回数と追加費用の扱い
-
著作権・素材の帰属(自社に権利が移るか)
-
CMS導入の有無と操作トレーニングの実施
-
公開後の保守・更新サポートの期間と費用
-
納品形式(ファイル一式か・サーバー設置まで含むか)
採用サイト制作でよくある失敗パターン5選
採用サイトの制作でよく起きる失敗を5つ紹介する。発注前に把握しておくことで同じ轍を踏まずに済む。
1. 「安さ」だけで選んで要件が満たせなかった
予算を抑えるために格安の制作会社を選んだ結果、「スマートフォン対応が含まれていなかった」「応募フォームが別途費用になった」「修正が全て有料だった」というケースが多い。
見積もりに含まれる範囲を事前に確認し、追加費用が発生しやすい項目(撮影・インタビュー・修正回数)を明確にしてから契約することが重要だ。
2. 運用が続かず更新が止まった
制作後に「更新する人がいない」「CMSの操作が難しすぎる」「更新頻度についてルールがない」という理由で、公開後に一切更新されないサイトになるケースがある。
採用サイトは求職者が閲覧するため、情報が古いままだと信頼性が損なわれる。公開前に「誰が・どのくらいの頻度で更新するか」を社内で決め、更新しやすいCMSを選ぶことが必要だ。
3. 採用戦略と無関係なサイトができてしまった
「とりあえずデザインの良いサイトを作った」結果、採用ターゲットに刺さらない内容になるケースがある。「誰に・何を・どう伝えるか」という採用戦略の上流が定まっていないまま制作を進めると、デザインは良くても応募が集まらないサイトになる。
採用ペルソナ設計・訴求軸の言語化・競合との差別化ポイントの整理を、制作会社と一緒に行うことで防げる。
4. ギャラリーサイトをお手本にしてデザインを優先しすぎた
採用サイトのデザインを決める際、「優れたデザインのサイトを参考にしよう」という発想は危険だ。デザイン系ギャラリーサイトに掲載される採用サイトは視覚的なインパクトが強く、英語メニューやアニメーション演出が多用されている傾向がある。しかし求職者が実際に知りたいのは「募集要綱・仕事内容・給与・働く環境」という情報であり、ビジュアルよりも情報の見つけやすさが優先される。
かっこよさを追求した結果、「どこをクリックすれば応募できるかわからない」「日本語メニューがなく読み進められない」というサイトになるケースは多い。採用サイトのデザインは「求職者が必要な情報に辿り着けるか」を最優先に判断することが重要だ。
5. ストック写真だけで制作してリアリティが出なかった
採用サイトに使う写真は、ストック素材よりも「実際の職場を撮影した写真」の方が効果的だ。求職者は「自分がここで働くイメージが持てるか」を判断するために採用サイトを見ており、どこかで見たようなストック写真では入社後のイメージが湧きにくい。
カメラマンを手配して「いつもの職場の日常」をそのまま撮影することが重要で、特別に整えた状態ではなく普段の雰囲気を伝えることが求職者の安心感につながる。写真撮影費(1日5〜10万円程度)は制作予算として最初から確保しておくことを推奨する。
採用代行を活用すると採用サイト制作が無料になるケースも
採用サイトの制作費用を最小限に抑えたいと考えるなら、採用代行と組み合わせる方法がある。
採用代行会社の中には、月額契約の採用代行サービスに「採用サイト制作・運用・更新が無料」として含まれているケースがある。単独で採用サイトを発注すると30〜300万円以上かかる一方、採用代行のサービス内で提供されれば制作費が実質ゼロになる。
たとえば株式会社PlanTiveの採用代行サービス(月額15万〜35万円)では、全プランで採用サイト制作・運用・更新が無料で含まれている。単体制作オプション(採用代行なし)も15万円〜(4〜5ページ構成)から対応しており、制作費を最小限に抑えながら採用活動を一気通貫で進めたい企業に向いている。
採用課題を上流から整理し、採用戦略・求人媒体運用・採用サイト制作を一体で動かすことで、制作費と採用コストを同時に最適化できる。
採用費用の最適化を検討中の方へ
採用代行PlanTiveの料金プラン
ライトプラン
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求人原稿制作・改善
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まとめ:採用サイト制作で成果を出すために
採用サイト制作の要点を整理する。
制作方法は外注・ツール・社内制作の3択。ブランディング重視なら外注が基本
費用相場は平均104.4万円(5,000社データ)。LP型10〜50万、本格型は150万〜300万が目安
外注は8ステップで進行。各ステップで準備すべき内容を事前に把握しておく
制作会社選びは実績・採用目線・見積もり内訳・運用サポート・コミュニケーション相性の5点で判断
失敗パターン(安さだけで選ぶ・更新が止まる・戦略なし・ギャラリー参考・ストック写真)を事前に把握して防ぐ
採用サイトは採用チャネルそのものではなく、既存媒体・人材紹介の効果を高めるツール。人材紹介費(1人採用あたり100〜150万円程度)と比較して費用対効果を判断すること
採用代行と組み合わせると採用サイト制作が実質無料になるケースもある
採用サイトは作るだけでなく、採用戦略に連動させ、継続的に改善することで成果が出る。制作会社選びや発注の進め方に迷ったら、採用代行・Webマーケティング・採用サイト制作を一体で提供しているPlanTiveへ相談してほしい。
よくある質問
▶ Q. 採用サイトは自分で作れますか?
▶ Q. 採用サイト制作の費用相場はいくらですか?
▶ Q. 採用サイト制作会社はどう選べばいいですか?
▶ Q. 採用サイト制作にかかる期間はどのくらいですか?
▶ Q. 採用サイト制作を外注するときに事前に用意するものは何ですか?
▶ Q. 採用代行と採用サイト制作を同時に依頼できますか?
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監修・執筆
加地 勇大|株式会社PlanTive 代表取締役
新卒で鹿島建設に入社し施工管理・営業を経験後、Webマーケティング業界へ転職。採用領域の知見を積んだのち株式会社PlanTiveを設立。「採用は事業戦略の中核」をモットーに、マーケティング手法を活用した構造的な採用支援を行う。建設業×Webマーケという希少な経歴で、中小企業の採用課題を上流から解決。AI活用支援(企業のAI実装と人材育成)にも取り組む。
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